【2019年4月27日公開2020年4月更新】
めもりぃオブ昭和をご覧戴き有難う存じます。
自分の好きなモノを探す旅(旅?)をはじめてから、昔にみていた漫画や、持っていたけど手放した漫画を再び買い集めたりしておりまして。
小椋冬美の『シルク』もそのひとつで、例によってオークションで手に入れてしまいました↓
もちろん、好きだったからもう一度観たいと思っていたのですが、これが手にしてみたら、ナゼこんなにもキニなっていたのかが腑に落ちましたので、ブログに書いておきます。
よろしくお願いいたします。
漫画『シルク』とは
りぼんマスコットコミックス『シルク』は、1985年=昭和60年の1月に発売された、小椋冬美作品集。
『シルク』の、”シルク”は絹糸のことで、主人公の青年の金髪のことを指しています。
「目立つことが大好きなのに
たにんの目が気になってしょうがない」(単行本『シルク』41ページより)
”性格が地味なのに派手なものが大好き”な主人公、”塔也(とうや)”に、もっと自信を持つべきだと、塔也の思い人”光世”が塔也を励まそうとかけた
「きれいよ、金髪
陽にすけて絹糸みたい」
という言葉からそう思ったのですが、違っていたらすみません。
この表題作『シルク』の他に、
『いつかこんな晴れた日』
『花まつり』
『砂漠へどうぞ』
が収録されています。
私は、『いつかこんな晴れた日』が好きで、この単行本を買いました。
『いつかこんな晴れた日』とは
『いつかこんな晴れた日』は、集英社発行の少女漫画雑誌『りぼん』1982年=昭和57年6月号に掲載された作品。
「こんな天気のいい日に家にいるなんてつまんないぜ」
と言われた主人公が、
「わたし 晴れた日ってあまり好きじゃないの
明るすぎてばかみたい
くもってるほうがよっぽどいいわ」
(りぼんマスコットコミックス『シルク』76ページより)
と返す場面にKOされました。
”明るすぎてばかみたい”とは決して思いませんが、昔から晴れの日は体調を崩しやすかった私は、晴れているとあまり出かけたくないので、
「我が意を得たり」
と、この主人公がとっても好きになったのでした。
お話の内容は、大学生のラブストーリーなので、当時の私にとってみればちょっぴり大人っぽい世界。
あらすじをざっくり言うと、ちょっと前に彼氏にフラれた主人公が、ひょんなことで知り合った別の男子学生と交流していくうちに、フラれた心の傷も癒えて新たな恋が始まるといったストーリー。
こんな説明じゃあどこがおしゃれやねんだとは思いますが、小椋冬美作品を語る時、あらすじやストーリーの説明なんて野暮なもの。
小椋冬美作品はズバリ雰囲気の作品だと思うのです。
さりげなく描かれた小物がおしゃれだったり、風景に描かれた、葉っぱや花びらや、湯気や煙だったり
こういう【間】みたいなコマ割りだったり↓
弧を描く花びら?の感じ↓が最高。
もちろん、ストーリーも魅力的なんですが、「先がキニなる」というよりは、ひとつのコマを何時間でも眺めていられるような絵画的といいますか、映画的といいますか、ボキャブラリー貧困すぎですが、小椋冬美愛は伝わったかと。
そんなワケで『シルク』収録作品全部好きです。
小椋冬美作品は、他に『リップスティック・グラフィティ』を持っています↓
『リップスティック・グラフィティ』についてはこちら↓
小椋冬美作品は、大人になってからも『YOUNG ROSE』(ヤングロゼ。1997年休刊)などでも楽しんでおりました。
しかし、もう一度観たいと思うのは子供の頃に観た作品が多く、『Mickey』もその一つ↓
『Mickey』は電子書籍あります↓
文庫版もあるんですね↓
『シルク』に描かれたマイケル・モンローと本田恭章
そんな『シルク』をもう一度観たいと思い、漫画アプリで探してみたのですが、電子書籍化されていない😱
時が経てば電子書籍化されるかもと思い、しばらくは探していたのですが、いつしか探すのを忘れてしまっておりました。
ところが先日、別件でヤフオクを見ていた時にナゼか猛烈にキニなりだし、検索したら単行本発見→購入。
読み進めるうちに、見つけてしまったこちらのコマ↓
下の方、字が読めますか?大きめ画像にいたしましたが。
小椋冬美が、登場人物のモデルについて書いていて、『シルク』と『砂漠の夜へどうぞ』 は、HANOI ROCKSのマイケル(MICHAEL MONROE)がモデルだとあります。
↑HANOI ROCKS 向かって右から2番目がマイケルことMICHAEL MONROE
マイケルは親日派、励ましのメッセージも↓
遂に届きました❣️インスタのメッセージより🇯🇵向けには特別版として🎸を持って最後にサプライズをくれました🤩
— Ginger (@rock_ginger) 2020年4月3日
我らのロックンロールヒーロー💖🦸♂️
ありがとう〜〜😆❤️
皆様の元気が出ますように🙏#マイケルモンロー #MichaelMonroe #コロナに負けるな日本 #激励メッセージ #親日家 pic.twitter.com/vCgG7PBiNA
Michael Monroe - Stained Glass Heart
(”HANOI ROCKS”はフィンランド出身のロックバンドですが、今は解散しており公式YouTubeはないので、MICHAEL MONROE↑で)
MICHAELの歌声にはパワーをいただけます💪
さて『シルク』さらにページをめくるとコレ↓
少年の奥の壁に貼ってあるポスターは、本田恭章のアルバム「INDEX」のポスターではあーりませんか↓ 私も持っておりました
前述したHANOI ROCKSが本田恭章に提供した曲↓
「小椋冬美もハノイやヤスアキ聴くのかな♪」と、反射的にキャッキャしました.
HANOI ROCKSも本田恭章も子供の頃夢中になった方々です。
どーして忘れていたかな、アタシ。
この気持ちを思い出させるために『シルク』が私を呼んだ?
【追記】MICHAEL MONROE来日!
2024年2月、MICHAEL MONROEが来日、ツアーを行います↓
※以上全て敬称略
最後までお読みいただき、
ありがとうございます🍀
関連記事はこちら↓